外反母趾とは
母趾とは足の親指です。
床に下した足を上から見下ろした時、親指は体の内側にありますから、体の外側、人差し指の方に反ってしまった親指の事を「外反母趾」と呼びます。
ちなみに小指などが体の内側に曲がってしまっている状態は「内反足趾」と呼ばれます
外反母趾の原因
ハイヒールを履く事で外反母趾になる…よく聞く話ですし、実際にハイヒールを履く機会が多い女性で外反母趾の方は多くいらっしゃいます。
とはいえ、ハイヒールを履いている女性全員が外反母趾になるわけではありません。
さらに、ハイヒールはもちろん、先の細い靴を一切履かない生活を送っていても、外反母趾になる人はいます。
ハイヒールが原因ではなさそうですが、
・女性は男性よりも骨格の強度が弱い(華奢な)ため、外反母趾になりやすい
・40代を過ぎたあたりから、足の骨の強度が低下することによる悩みが増える
・歩く機会が減った現代人(若者)は、若い頃よく歩いていた高齢者よりむしろ外反母趾になりやすい
と言った傾向はあるようです。
土踏まずが発達せず、つま先からかかとにかけてのアーチが十分でない足を「偏平足」と呼びます。
「偏平足」ほどはっきりと見てすぐわかる状態ではありませんが、理想的な足の骨格は、親指から小指にかけても若干アーチ状になっています。
この横方向のアーチ構造が崩れると、親指をまっすぐに保つ強度が弱まり、親指を外側に押す力に抵抗できず、徐々に外反母趾になっていくと言われています。
外反母趾の対処法
外反母趾は日々の生活で少しずつ変形するので、早めに対処する事が出来れば、痛みが出るまで変形する前に足のアーチを整える運動やトレーニングを行い、これ以上の変形を止める、遅らせることができます。
とはいえ、実際に痛みが出るまで気にしていない人がほとんどですから、変形してしまった骨を元通りに戻すことは難しく、痛みが出ている筋肉を電気刺激等でほぐす療法と、トレーニングで足裏の筋肉を増やし痛みが出にくくすることが主な対処法となります。
くるめ接骨院の外反母趾治療
骨の変形具合や筋肉の量によって施術内容は変化しますので、足の状態をしっかり検査いたします。
症状に応じて、手技や電気を使ったインナーマッスルへの施術を組み合わせて行います。
日常のトレーニング方法やストレッチの指導も行います。