足(下肢)のむくみとは
仕事で長時間立ったままだったり、逆にデスクワークで座ったままだったりすると、夕方には足がむくんで靴がきつくなる、と言う話をよく聞きます。
足の太さが変わる、靴がきつくなる、指で押すと指の形に凹んでしばらく戻らない、外見上の問題だけであればまだ良いのですが、多くの場合突っ張ったような不快感や、ダルさを伴います。
医学的には「浮腫(ふしゅ)」といい、女性に多い症状のひとつです。
むくみの原因
むくみは血液の循環と深く関係しています。
心臓の収縮によって、血液が血管を巡り、水分や栄養素を体中の細胞へ運ぶ役目を果たします。
心臓から動脈に乗って体のすみずみに送られた血液は、不要になった水分などを含んで静脈から心臓に戻り、体中を循環するのですが、余分な水分が循環せずに足に溜まってしまう状態がむくみです。
足から心臓に向かう静脈は、重力に逆らって血液を流す必要があるので、足の筋肉をポンプの様に使って血液を流しています。
長時間同じ姿勢で足の筋肉を動かさない状態が続くと、血液を流す役割が十分に働かず、むくみが起こります。
運動不足や加齢により、ふくらはぎの筋力が低下し、むくみやすくなる場合もあります。
食事等で塩分をたくさん摂ると、血液中の水分量が普段よりも多くなるため、むくみやすくなります。
むくみの対処法
仕事の合間、休憩時間に屈伸運動などで足を動かす、トレーニングで足の筋肉を鍛える、塩分の摂りすぎに注意する、マッサージなどで血液やリンパを流す、水を意識的に摂るようにし、1日2リットル飲む。
などで改善される場合が多いです。
ただし、肝臓や腎臓など内臓の問題で体内から水分が排出されずにむくみが起きている場合もあります。
いろいろ試しているのに改善されない、1週間以上ずっとむくみがとれない、といった場合は、内科など専門医の診断を受けましょう。
くるめ接骨院のむくみ治療
骨盤のゆがみが血液循環に影響している場合もあります。
手技で水分やリンパを流してむくみを解消するだけでなく、腰の状況・状態なども検査し、必要な施術を行います。
必要と判断した際には手技だけでなく、電気でインナーマッスルにも働きかけます。
症状や原因に応じて、家庭で出来るストレッチやマッサージ、トレーニング方法などを指導します。