肩こりとは
肩や首の「こり」「張り」「だるさ」「痛み」などを総称して「肩こり」と呼びます。
肩こりは病名ではなく症状なので、人それぞれが独自に自分に起こっている症状を表現します。
肩こりのメカニズム
首の後ろから肩~背中にかけての「僧帽筋」や、もっと深い位置にある「肩甲挙筋」や「頭・頚板状筋」が頭を支えています。重さが5~6kgほどある頭を、起きている間ずっと支え続け、腕を動かす際にも使用する筋肉なので、常に緊張しています。緊張が続くと筋肉は疲労し硬くなり、筋肉内の血液循環がわるくなり、筋肉疲労がたまり、肩こりが起こります。硬くなった筋肉が末梢神経を刺激し、しびれや痛みを起こす原因にもなります。
肩こりの原因3つ
●肩こりの原因は大きく3つに分類できます。
■1:原因疾患が不明
・精神的ストレス
・姿勢の悪さ
・眼精疲労
・運動不足
現代人の生活は過剰なストレスに晒されています。精神的なストレスにより交感神経が優位になると首から肩にかけての筋肉が緊張し肩こりの原因となります。長時間のデスクワークによる前かがみの姿勢や、モニターを見つめ続けることで起こる目の疲れ、運動不足による筋力低下なども肩こりの原因になります。
■2:整形外科疾患
・変形性頚椎症
・頸椎椎間板ヘルニア
・頚肩腕症候群
・四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
整形外科疾患が原因で、肩こりの症状が出ている場合があります。首の骨(頸椎)の変形による変形性頚椎症、頸椎の間でクッション的な役割を果たす椎間板のすり減りや変形による頸椎椎間板ヘルニアなどが発症すると、頭を正しく支える事が難しくなるため、筋肉に負担がかかり、肩こりが起こります。同様に肩関節周辺の炎症などが原因で、肩こりが起こることもあります。
■3:その他の疾患
・高血圧症
・狭心症
・貧血
・更年期障害
整形外科以外の疾患でも「肩こり」を伴う疾患があります。高血圧や狭心症など循環器系の疾患でも肩こりが起こる場合があります。人間ドックなどを利用し、原因となる疾患を見逃さないように気をつけましょう。
くるめ接骨院での肩こり治療
まずはしっかりと問診を行います。ただ単にコリを揉みほぐすだけではなく、一人一人の肩こりの症状を詳しく伺います。
問診内容に沿って詳しく検査します。
僧帽筋が硬くなっている場合が多いですが、さらに深い部分の筋肉(インナーマッスル)の状態も検査し一人一人に最適な施術法を探ります。
僧帽筋に働きかける手技と、インナーマッスルへの電気刺激を併用し、痛くない施術を行います。
施術後には症状に応じた、自宅でも出来るメンテナンス(ストレッチ)指導も行います。