むちうちとは

むちうちとは、交通事故やスポーツで首に不自然な力が加わって起こる外傷(ケガ)の一種です。
自動車の追突などの衝撃で、首の骨が鞭を振った時の様にしなる事で起こるため「むちうち症」と呼ばれます。
頸椎捻挫、つまり首(の骨周辺)が捻挫を起こしている場合がほとんどです。
通常の捻挫の範囲である、靭帯や腱の損傷であれば、早期に適切な治療を受ければほとんどの場合後遺症もなく治りますが、症状が重いと神経や頸椎、脊髄に損傷があり、麻痺やしびれなどが長く残ってしまう場合もあります。
首に衝撃を受けてもしばらくは何の自覚症状もなく、時間が経ってから症状が出る場合もあります。
交通事故の場合は、痛みなどの症状が無くても早い段階でしっかり検査を受ける事が大切です。
むちうちのメカニズム

成人の頭部は5kg程度あります。
11ポンドのボウリングの玉が大体5kgなので、かなり重量があります。
自動車に乗っていて後ろから激しく追突された場合、頸椎(首の骨)の上に乗っている5kgの頭蓋骨が激しく前後に揺さぶられ、首の骨は鞭を振った時の様にSの字状にうねるような動きをします。
当然、普段の生活では起こらない激しい動きですので、頸椎やその周りの筋肉や靭帯、腱や軟骨組織などに急激な負荷がかかり、損傷が起こります。
レントゲンに写るほどの変形・破損などが起きていれば、整形外科でも診断が出るのですが、見た目は元通りの位置に戻っている場合が多く、症状はあってもレントゲン上は異常なしと診断されてしまう場合も多いです
むちうちの対処法
症状にもよりますが、基本的には事故の直後は患部である頸椎を湿布で冷やしながら動かないように固定します。
大体1週間くらいは患部を冷やしながら安静にし、2週間目に入ったくらいからはお風呂などで温めながら軽く動かし、首や肩を揉むことで症状の緩和が見込めます。
筋肉の修復には水分が必要なので、普段より意識的に水分を多く摂る(1日2~3リットル目安)事を心掛け、ビタミンやたんぱく質をたくさん摂る事で回復を早める事が出来ます。
くるめ接骨院のむちうち治療
電気刺激によるインナーマッスルへの治療と手技を組み合わせて行います。
放置して症状が軽くなるものではないので、早めの治療が重要です。
症状が軽くなってきたら、ご自宅でのマッサージやストレッチなどの指導も行います。