テニス肘とは
中高年のテニス愛好家に多い症状なので「テニス肘」と呼ばれますが、テニスだけが原因でもなければ、中高年だけの症状でもありません。
テニス肘は上腕骨外側上顆炎と呼ばれる傷病、つまりケガの一種です。
物をつかんで持ち上げる動作や濡らしたタオルを絞る時の動作で肘から上腕部にかけて痛みが生じます。
安静にしている時には痛みはなく、動かすと痛みが出る場合が多いです。
中高年のテニス愛好家以外にも、成長期の子供、激しい運動をする若者(アスリート)、手を使った軽作業に従事している人、パソコンやスマホを長時間操作する人など、誰にでも発生しうるケガと言えます。
テニス肘の原因
痛みの原因は、肘の腱に起きる炎症です。
加齢によって発生率は上がりますが、日常的に肘の曲げ伸ばしを多く行う生活を送っていれば、年齢に関わらず症状が発生します。
実際にテニスをしている時よりも、重い物を運んでいる時に発生した例の方がかなり多いです。
テニス肘の対処法
炎症が起き激しい痛みがある間はベルトなどで上腕部を固定し、なるべく肘を動かさないようにします。
ある程度炎症が治まってきたら、ストレッチで筋肉を柔軟にし、トレーニングで肘周りの筋肉を鍛える事で、再発を防ぐことができます。